展示館建設経緯

故苣木淺彦東北大学・山口大学名誉教授が中心として採取された鉱石約2万点が山口大学工学部に寄贈され,工学部創立70周年記念事業の一環として,工学部同窓生,関係者および宇部市民から多額の寄付金が集まり,工学部の敷地内に学術資料展示館が建設されました。

学術資料展示館 外観 2010年1月22日に本資料展示館竣工式が行われ,多数の山口大学や宇部市の関係者が参加し,厳かに式典が挙行されました。
これらの鉱石約2万点の一部が学術資料展示館に展示されています。残りの大多数の鉱石は別館に収蔵されています。

学術資料展示館の展示は大別して金属元素別の鉱石、成因別鉱石に分類されています。
金属元素としては金銀,銅,鉛・亜鉛,鉄,マンガン,モリブデン,錫,クロム,砒素,硫黄,インジュウム,リチウムの主な鉱石が展示されています。

学術資料展示館 また、成因的分類鉱石はマグマ鉱床,ペグマタイト鉱床,接触交代鉱床(スカルン鉱床),斑岩銅鉱床,熱水鉱床(鉱脈鉱床),海底噴気熱水鉱床(黒鉱鉱床),堆積鉱床,変成鉱床,風化残留鉱床,二次富化帯鉱床別に展示されています。
展示の一部には故苣木先生が中心として発見された新鉱物があります。