工学部学術資料展示館の特別研究者「北風」は9月30日付けで工学部との契約が終了いたしました。この間、展示館のHP作成に関ってきましたが、同日付けで一応終了致します。HPアクセス数は開設以来38万件に達しました。不十分な点が多々有ったと思いますが、多くの方々にアクセスして頂き、記事を読んでくださりありがとうございました。また、HP作成、更新にご協力いただいた総合技術部の皆様に感謝いたします。
今後は、鉱石整理に不十分な点がありますので、これを終了させて、全てを工学部に移管したいと思っています。
ありがとうございました。
Muchas gracias a todos.
この目録は「山口県産鉱石」の項目で鉱山目録および分布図(PDF形式:16.8MB)を公開しました。
Kitakaze, S., Machida, T., & Komatsu, R. (2018) Phase Relations In the Fe-Ni-S System From 875 to 950℃. Canadian Mineralogist, 54(5), 1175-1185.
この目録は令和3年の山口県立博物館で開催された「宝山の一角 in 山博-山口大学学術資資産継承事業成果展」の参考資料として発行した目録(2021)(本HPで公開済み)の改定版です(カラー46p)。冊子在庫中ですのでHPでは公開しません。冊子は公共施設(小・中・高校、図書館、公民館など)のみ配布予定です。ご希望があれば以下まで連絡下さい。
【小松隆一】r-komats◎yamaguchi-u.ac.jp または
【北風 嵐】kitakaze◎yamaguchi-u.ac.jp
(メールを送信の際は◎をアットマーク(@)に変換のうえお送りください。)
施設名、代表者名、郵便番号、住所をお知らせくだされば、検討の上、発送致します。
Kitakaze, A.(2018)Phase relation of some sulfide systems-(4) Especially Cu-Fe-S system. Mem. Fac. Eng. Yamaguchi Univ., 68, 55-76.
秋吉台周辺の古代銅製錬のカラミと年代に関する研究 (PDF形式:3.14MB)
Kitakaze, A., Machida, T. & Komatsu, R. (2016) Phase Relations in the Fe-Ni-S System from 575 to 650℃. Canadian Mineralogist, 54, 1175-1186.
Phase relations of some sulfide systems-(6) Especially Pb-Sb-S ternary system. Mem. Fac. Eng. Yamaguchi Univ.、71, 7-16(2020) (PDF形式:2.0MB)
2021年11月1日に工学部学術資料展示館HPのアクセス数が300,000件を超えました。
右図の様に2013年1月1日から約8年8ヶ月で30万件を超えたことになります。現在展示館のアクセス数は1日平均120件程度で、1日のアクセス数はほぼ一定の割合で増加傾向にあります。ご覧頂いた皆様に感謝申し上げます。また、ご意見、不明な箇所あるいはミスなどお気づきの点がございましたら、「お問い合わせ」先までにお知らせ下さい。
山口県長登銅山の古代銅製錬のカラミに伴う木炭の14Cによる年代測定。東北アジア研究、25、15-24(2021) (PDF形式:1.09MB)
この目録は「山口県産鉱石」の項目で鉱山目録(PDF形式:9.0MB)および分布図(PDF形式:10.8MB)を公開しました。 これはかなり急いで作成したので、より詳細な2022版を作成中です。もしミスあるいは修正点があれば「お問い合わせ」先までにお知らせ下さい。また山口県の鉱山に関連するスライドや図面をお持ちでしたらお貸し下さい。出展者を明らかにして加筆したいと考えています。
2020年9月2日に工学部学術資料展示館HPのアクセス数が250,000件を超えました。
2013年1月1日からのアクセス数は右図のようです。約7年8ヶ月で25万件を超えたことになります。前回報告した20万件(2019年7月20日)から約1.15年で5万件増加しております。現在展示館のアクセス数は1日平均122件程度で、1日のアクセス数は次第に増加傾向にあります。ご覧頂いた皆様に感謝申し上げます。また、ご意見、不明な箇所あるいはミスなどお気づきの点がございましたら、「お問い合わせ」先までにお知らせ下さい。
萩市高山の磁石石に関する考察。山口地学会誌、77巻 (PDF形式:4.6MB)
Phase relations of some sulfide systems-(5) Especially Fe-Ni-S system (山口大学工学部研究報告、70巻 (PDF形式:2.1MB)
Oyunjargal, L., Matsukura, K. & Hayashi, K. (2019) Oxygen Isotopic Study on the Date-Nagai Skarn-Type Tungsten Deposit, Northeastern Japan. Resource Geology, 69, 448-459.
史跡周防鋳銭司跡出土品の理化学的研究一とくに鋳損銭について一。山口大学工学部研究報告、69巻1号 (PDF形式:2.0MB)
山口県長登銅山の古代銅製錬のカラミ中の球状銅合金:特に飛鳥時代末期~平安時代前期の銅合金の産状と化学組成について。資源地質、70巻 (PDF形式:7.5MB)
山口大学学術資産継承事業『宝山の一角』(後期:平成年30月5月28日~7月20日)に萩市熊野鉱山産鉄鉱石とその研究成果、操行時(昭和36年)の坑内地質図(渋谷五郎山口大学名誉教授提供)及び鉱山写真(萩市須佐公民館提供)を公開展示しました。
北海道旭川市佐藤昭氏より昭和43年に採取した旧鉛川鉱山産(現八雲鉱山産)菱マンガン鉱を主体とし、若干閃亜鉛鉱を含む鉱石を学術展示資料館に寄贈して頂きました。記して謝意を表します。鉱石は鉱石リストに載せ近日中には公開予定です。
この鉱石は採取時には菱マンガン鉱はピンク色で“桜マンガン”と言われた鉱石でしたが、採取後長時間空気中で保存しており、表面が黒灰色に変化した鉱石でしたが、錆取り処理後ほぼ採取した時の色に戻りました。現在のサンプルの色は下図のようなピンク色で、脈中央部には菱面対を呈する自形結晶が密集しています。
萩地域の高山磁石石及び熊野鉱山の研究で交付を受けることになりました。すでに高山で見出した日本初産のフレッチャー鉱 Cu(Ni,Co)2S4、高山磁石石の成因等で論文の発表はしていますが、今後も萩地域の研究を進めていきます。
文責:展示館館長、小松隆一
萩市高山斑れい岩中の磁鉄鉱とチタン鉄鉱の化学組成について(山口大学工学部研究報告) (PDF形式:8.4MB)
黄銅鉱と斑銅鉱について(山口大学工学部研究報告) (PDF形式:1.7MB)
萩市高山の磁石石に関する考察(山口地学会、77、1-12)
萩市高山の磁石石を訪ねて(講師北風嵐)(山口地学会、77、35)
Phase relation of some sulfide system-(1)(山口大学工学部研究報告) (PDF形式:1.9MB)
Phase relation of some sulfide system-(2)(山口大学工学部研究報告) (PDF形式:6MB)
Phase relations in the Fe-Ni-S system from 875 to 650℃(Canadian Mineralogist, 54. 1175-1186、2016)
工学部HPトピック:学術資料展示館所蔵のマグマ性鉱床(フィンランド)のKemiクロム鉱山露天掘りの写真が数研出版(株)の視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録に掲載
工学部学術展示資料館HPへのアクセス数が75,000件を超えました。
2013年1月1日からのアクセス数の推移は右図の様です。約3年で7万5千件を超えたことになります。前回報告した5万件(2015年4月6日)から約8.5ヶ月で,2万5千件増加しています。今年に入ってのアクセス数は1日約85件程度で,次第に増加傾向にあります。この傾向が持続すれば本年中には10万件に達すると思われます。ご覧頂いた皆様に感謝申し上げます。
現在,海外学術調査時の坑内の写真や鉱石の写真を掲載しておりますが,今後はボリビア ケチスラ地域の鉱床の写真や各地の日本の鉱床の写真を掲載して行く予定です。ぜひご覧ください。
学術資料展示館の特別研究員 北風嵐氏らは,高山斑れい岩中の磁鉄鉱中にバナジウムが最大4wt%(V2O3として),平均では約2%含有されていることを見出しました。通常磁鉄鉱中にはバナジウムが0.2-0.4wt%が含まれていますが,高山斑れい岩中では最大10倍濃集しています。この含有量はバナジウム鉱山の磁鉄鉱中のバナジウム含有量と同様な値です。さらに全岩分析中でもバナジウム量は最大0.5wt%になります。この値はバナジウム鉱山のバナジウム含有量の0.5-1.5wt%よりは少ないですが、バナジウムはその供給体制は脆弱であり,しばしば価格の高騰が発生していることを考慮すれば,日本のバナジウム輸入量の50年以上を含むと推定される高山斑れい岩は,資源戦略上からも意味があると考えられます。
論文は,資源地質,65(1),29-32,2015に掲載されています。(文責:展示館館長,小松隆一)
論文は,研究成果⇒ 採取鉱石に関連する鉱床の研究 から閲覧できます。(資源地質学会から掲載許可済)
工学部学術展示資料館HPへのアクセス数が2015年4月1日時点で50,000件を超えました。ご覧頂いた皆様にお礼申し上げます。
2013年1月1日からのアクセス数の推移は右図の様です。約2.2年で5万件を超えたことになります。前回報告した3万件(2014年7月1日)から約9ヶ月で2万件増加したことになります。
現在では展示館のHPのアクセス数は1日約70件程度で,工学部のHPへのアクセス数の約14%に達しております。
今後は海外学術調査時の写真や鉱石写真を掲載いたしますので,ぜひご覧下さい。展示館ではパンフレットも無償で配布していますので,展示館の方も訪問して下さい。なお2015年5月7日~6月30日に山口大学埋蔵文化資料館で行われる山口大学学術資産継承事業成果展“宝山の一角”で世界遺産“ボリビア・ポトシ銀山”産鉱石を展示公開する予定です。こちらもぜひご覧下さい。
工学部学術資料展示館HPへのアクセス数が2014年6月28日時点で30,000件を超えました。ご覧いただいた方に御礼を申し上げます。
HP公開は2011年11月2日から,カウントは2012年8月10日から開始しました。2013年1月1日からのアクセス数の推移は右図の様です。約2年で3万件を超えたことになります。
現在では展示館のHPのアクセス数は1日約60件程度ですが,工学部のHPへのアクセス数の13%に達し,展示館HPに直接アクセスしている方も多いと考えられます。
今後も貴重な鉱物写真,坑内写真を掲載しますので,是非HPにアクセス下さい。また展示館ではパンフレットも無償で配布していますので,展示館の方も訪問して下さい。
工学部HPトピック:学術資料展示館の水銀鉱石が国立歴史博物館の定期刊行物に採録
工学部HPトピック:学術資料展示館「モンゴル産砂金」の展示について
工学部HPトピック:学術資料展示館「山口県産鉱石」の展示について
学術資料展示館では、世界で算出報告が数例しかないアラマヨ鉱、Ag3Sb2(Bi,Sb)S6(ボリビア,Animas鉱山産)を展示しました。詳細は資料館ウェブの研究成果をご覧ください。
研究成果には、新たにアラマヨ産と同時に、稀産鉱物 レニエル鉱を加えました。
また、現在、山口県内金属鉱山産の鉱石試料を整理中ですが、その中から報告例が少ない山口県内鉱山の硫化鉱物をHPにて掲載していますので、是非、ごらんください。
工学部HPトピック:工学部学術資料展示館における鉱石の展示について
学術資料展示館所蔵の苣木鉱石標本(北海道光竜鉱山産試料)より、日本新産鉱物バウムスターク鉱 Ag3(Sb,As)3S6を発見・記載しました。この鉱物の報告は、世界2例目です。
これで苣木鉱石標本より見出された新鉱物は5つ、日本新産鉱物1つとなり、これらは学術資料展示館に展示しています。
Arashi Kitakaze, Hironori Itoh, Ryuichi Komatsu & Yasunori Higuchi,:"BAUMSTARKITE FROM THE KORYU MINE, HOKKAIDO, JAPAN", Can Mineral., Voi. 50,101-109,2012.
工学部HPトピック:苣木鉱石標本から新鉱物の発見