―ポトシ市街地―
ポトシ市はボリビアの首都ラ・パス(La Paz)から南東に約440kmに位置しています。東アンデス山脈中の盆地にあり,標高4,000mと市(city)としては世界で最高の地点にあります。
ここで紹介している写真はすべて1980~1985年に掛けて行ったポトシ鉱山およびその周辺の調査時に撮影したもので,既に30余年経過しており現況とは大きく異なる場所もあります。
とくにここで紹介するポトシ鉱山はCOMIBOL(ボリビア鉱山公社)が操業していた鉱山(Empresa Minera Unificada del Cerro de Potosi)でしたが,1987年ポトシ市街地が世界遺産に登録されて以来,操業を停止しています。現在,観光鉱山として見学出来るのは別の鉱山です。
ポトシのシンボルとなっているセロ・リコ(Cerro Rico de Potosi,標高4,824m)の山腹には旧スペイン領時代に採掘された坑道跡が無数ありますが,崩落の危険があり,調査は出来ない状態です。
ポトシ市街地の昔の通りは以下の様ですが,おそらく現在でもほとんど変わりは無いと思っています。
―ポトシ鉱山―
我々が調査したポトシ鉱山はCOMIBOLが経営していた鉱山で正式にはEmpresa Minera Unificada del Cerro de Potosiと言います。現在観光坑道として見学できる鉱山とは別鉱山と理解してください。
山腹は旧スペイン統治時代の坑道跡が無数に見られます。
※1:鉱脈採掘のために削岩機で穴を開け,ダイナマイトを埋めた状態,釣り下がるのは発破用導線