十和田湖西岸の十和田カルデラ外輪山の内側に位置する鉱床で、大きく南部の鉛山鉱床と北部の銀山鉱床とに分かれる。銀山鉱床は黒鉱鉱床で、下位から黄鉱、黒鉱、鉄石英帯に変化している。時に粘土中に径2~3m大の円礫状黒鉱も産出した。一方、鉛山鉱床は鉱脈鉱床で方鉛鉱の巨大結晶の集合を産したことで有名である。
【参考文献】
松田司郎(1984)鉛山鉱山。日本鉱業会誌、100、888-890.