餌釣鉱山は秋田県大館市餌釣に位置し、花岡鉱山の支山として開発されました。鉱石はすべて花岡鉱山の選鉱所で処理されていました。
1975年に発見され、1979年に餌釣鉱山として操業を開始するなど短期間での鉱山開発が可能となったのもで、近代的な工法(トラックレス・マイニング工法)を取り入れ、斜坑のみでトラックで坑内から鉱石を運搬するなど新しい工法で採掘されていました。
【参考文献】
佐藤庸一・佐々木幸一(1980)餌釣鉱床の開発探鉱と現況について。鉱山地質、30、89~99。
神野孝行・大槻晃義・長南克夫(1980)餌釣鉱山の開発について。日本鉱業会誌、96、209-215。