マグマ鉱床に関しては本ホームページ『展示鉱石』中『成因別鉱石』の『マグマ鉱床』に記載されているのでここでは省略する。
日本でマグマ鉱床とされ稼行された鉱山は主に広瀬・若松クロム鉱山である。両鉱山ともクロム金属では無く、主に製鉄所の溶鉱炉に用いる耐火材料としてクロム鉱石を採掘していた。ここでは上記両鉱山の抗外および抗内写真を紹介します。
クロム鉱床で産出する鉱物は本HPの“元素別鉱石”の“クロム鉱”に詳しいのでここでは省略する。
両鉱山は島根県多里地域に分布しており、これらの鉱山の分布、成因に関しては多数の論文がある。その詳細に関しては下記の論文を参照して下さい。
【参考文献】
荒井章司(2009)若松鉱山とクロム鉱床成因論。地質ニュース、664、28-32.
北原順一(1958)鳥取県多里地方のクロム鉄鉱と産状に関する研究(第1報)(1)。岩鉱、42、1-9.
松本一郎(2009)ポディフォームクロム鉱床の岩石学的探査法。-日本最大の多里地域クロム鉱床群の記載-。地質ニュース、664、43-49.
(文責:北風嵐)