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珊瑠(さんる)鉱山

 珊瑠鉱山は北海道上川郡下川町字珊瑠に位置する浅熱水性金銀鉱脈鉱床で、主にエレクトラム、ナウマン鉱、濃紅銀鉱、含銀四面銅鉱などの銀鉱物を含む石英脈である(苣木他、1982)。鉱脈はいくつか知られていたが、主に本𨫤、十字𨫤が採掘されていた。特に本𨫤は累被縞状組織が発達しており、鉱脈の幅広い場所では10数mにも及ぶ。

珊瑠鉱山の鉱脈分布図
珊瑠鉱山の鉱脈分布図

 また、十字𨫤から産出した氷長石のK-Ar年代は12.4Maであると報告されている(苣木・磯部、1985)

【参考文献】

 苣木浅彦、磯部清、北風 嵐(1982)北海道珊瑠鉱山産銀鉱物。岩石鉱物鉱床学会誌、77、65-75.
 苣木浅彦、磯部清 (1985)北海道珊瑠・光竜金銀鉱床のK-Ar年代。岩鉱、80、537-540.

(文責:北風嵐)

下川町から珊瑠鉱山に至る道路からみた鉱山事務所
下川町から珊瑠鉱山に至る
道路からみた鉱山事務所
冬季の珊瑠鉱山の鉱山事務所
冬季の珊瑠鉱山の鉱山事務所
雪に埋もれた鉱山事務所
雪に埋もれた鉱山事務所
珊瑠鉱山における坑内排水処理場
珊瑠鉱山における坑内排水処理場
鉱石の選別所、手前の山はズリ(廃石)
鉱石の選別所、
手前の山はズリ(廃石)
珊瑠鉱山の通道坑付近
珊瑠鉱山の通道坑付近
珊瑠鉱山の通道坑入り口
珊瑠鉱山の通道坑入り口
銀黒を含む累被縞状構造を示す含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒を含む累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒を含む累被縞状構造を示す含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒を含む累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(本𨫤)
累被縞状構造を示す含金銀石英脈(本𨫤)
累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒を含む累被縞状構造を示す含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒を含む累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒縞の件菱な縞状構造を示す石英脈(本𨫤)
銀黒縞の件菱な縞状構造を示す
石英脈(本𨫤)
累被縞状構造の明瞭な含金銀石英脈(本𨫤)
累被縞状構造の明瞭な
含金銀石英脈(本𨫤)
銀黒縞の明瞭な高品位金銀鉱石(事務所試料)
銀黒縞の明瞭な高品位
金銀鉱石(事務所試料)
累被縞状構造を示す含金銀石英脈(十字𨫤)
累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(十字𨫤)
累被縞状構造を示す含金銀石英脈(十字𨫤)
累被縞状構造を示す
含金銀石英脈(十字𨫤)
銀黒縞の明瞭な累被縞状構造を呈する含金銀石英脈(十字𨫤)
銀黒縞の明瞭な累被縞状構造を
呈する含金銀石英脈(十字𨫤)
明瞭な累被縞状構造を呈する含金銀石英脈(十字𨫤)
明瞭な累被縞状構造を呈する
含金銀石英脈(十字𨫤)